妊娠時において厚生労働省から葉酸を摂取するよう奨励されています。その理由は、生まれてくる赤ちゃんの大事な栄養素として、また神経管閉鎖障害発症リスクを軽減するための対策として通知されています。
妊婦の1日の葉酸の摂取量目安は葉酸400μgとなります。
では、葉酸400μgとは通常の食事ではどのくらいでしょうか?
ほうれん草 分量60g. (2株目安) 126μg.
グリーンアスパラガス 分量60g. (3本目安) 114μg.
しゅんぎく 分量60g. (3本目安) 114μg.
納豆 分量50g. (中1パック目安) 60μg.
いちご 分量75g. (中5粒目安) 60μg.
鶏レバー 分量50g[※1] 650μg.
単純計算でいうと、ほうれん草だけで約7株(441μg)になります。
ですが、これは間違いで実際はほうれん草を約13株(819μg)を必要とします。
これには理由があって、葉酸は次の2種類に分かれます。
・食材から得られるポリグルタミン酸型
・主にサプリメントで摂取するモノグルタミン酸型
通常の食事でえられるポリグルタミン酸型の葉酸は、400μg摂取したとしてもその50%しか吸収されないのです。ですので、400μg摂取するとなるとその倍の800μg摂取する必要があるのです。
ですので、多く方はサプリメントを併用しバランスよく食事をされています。
ただ、サプリメントを飲む際には必ず分量を管理し過剰摂取しないよう注意が必要です。過剰摂取もまた生まれてくる赤ちゃんにとって障害を引き起こすリスクになるのです。